毎年夏になると、保育園や幼稚園、小学校などで手足口病が流行ります。
手足口病になると、子供本人だけじゃなく我々親も色々と悩んでしまいますよね。
というのも、手足口病に関しては疑問点や曖昧な部分が多いのが事実です。
医師から「もう保育園に行ってもいい」と言われても、
学校側の方針は「〜日間経たないとダメだ」というケースもあります。
しかも各地域の保育園や幼稚園によって考え方や方針は様々なので、戸惑うこともありますよね^^;
子供の状況だけじゃなくて、我々親も仕事で毎日働いていますし何かと判断は忙しいですよね・・。
このように手足口病に関しては、様々なケースが考えられるわけですが、
今回は「手足口病について、何日休んでいつから保育園や幼稚園に行くべきなのか」について考えてみましたのでご覧下さい。
手足口病について
まず手足口病について簡単に説明しますね。
手足口病とは、赤ちゃんや子どもを中心に夏に流行する感染病の一種です。
(夏風邪の一種だと考えてください)
原因はコクサッキーウイルスと呼ばれる夏特有のウイルスによるものですが、ここを長く説明するとややこしくなるので省略します。(笑)
感染する年齢は0歳から4歳の幼児期に感染する赤ちゃんや子どもが多く、中には成人の人もかかる可能性があると言われています。
まあ大人になって手足口病に感染したということはほとんど聞いたことがないので、主に子供の感染病(夏風邪)だと思ってください。
手足口病の症状や感染経路
症状は、その名の通り手足や口の中・舌に口内炎や水疱性の発疹が出てきます。
夏の時期に子供の手のひらや足の裏、口の中に2mmぐらいの水疱のようなものが現れたら、それは手足口病かもしれませんね^^;
ちなみに初期症状では、軽い発熱が2〜3日続いたり、かゆみが出る場合があります。(熱やかゆみが出ない場合もある)
全員が同じような症状になるとは限りませんが、時間が経つにつれて水疱や発疹が出始めると思ってください。
そして手足口病の感染経路は飛沫感染や接触感染、便の中に排出されたウイルス(糞口感染)からの感染などが挙げられます。
幼稚園や保育園で子供達が集団感染するのは、上記のような感染経路によるものがほとんどですね。
一応、潜伏期間は3日〜5日と言われていますが、この辺の判断が曖昧なため、幼稚園や保育園で集団感染するケースが起こるのです。
手足口病は何日で治るのか?
まず、一番の疑問点です。
「手足口病にかかってしまったら、治るまでに何日かかるのか?」
これについては、個人差があるものの、
だいたい発症後、7日から10日(約1週間)ぐらいで治ります。
ただし、治ったと思っても身体にはウイルスが残っています。
感染経路は様々ですが、唾液や鼻水、水疱からのウイルス感染では、
発症して10日から20日間ぐらいはウイルスが残っています。
さらに、便の中からのウイルスはおよそ1ヶ月間も排出されると言われています。
「え、そしたら保育園や幼稚園に1ヶ月も休まないといけないの?」
本人が完全に完治するのは約1週間前後ですが、1週間休まないといけないという決まりはありません。
ましてや、周囲の感染を気にしていると「1ヶ月も休まないといけないの?」と考えてしまうのも分かります。
「いつから保育園や幼稚園に登園すればいいのか?」という判断は医師や保育園、本人の症状を見ながら判断する必要があるのです。
保育園はいつから行くべきか?
正直言うと、手足口病についての保育園の登園は、明確な基準がありません。
手足口病では、およそ1週間程度の療養が必要なのですが、
その間は出席停止になりませんし判断基準も曖昧なのが事実です。
保育園によっては手足口病に関しての明確な基準がある場合もありますが、
特に条件がない場合は、医師や保育園側と症状を見ながら相談されたほうが良いと考えます。
最近では、毎年のように手足口病で欠席する子供が増えていますので、
そうした対策や基準は保育園側も考えているはずですからね。
ちなみにですね、手足口病で我々親が登園を判断する目安はこう考えます。
- 発熱や口内炎などの痛みがない
- 水疱が乾燥している場合
完全に水疱が消えるのには時間がかかりますが、
感染経路である水疱が乾燥し始めて、熱もなく元気ならば、
親としては登園をさせてもいいかもしれません。
その際も、医師へ相談しながら判断すると尚良いですね。
ちなみにプールに関しては、完全に水疱が消えてなくなれば大丈夫でしょう。
治ったばかりや病み上がりでは避けたほうがよさそうです。
まとめ
休む期間や登園する基準が曖昧な手足口病ですが、多くの場合は保育園側も基準や条件があると思います。
もしも自分の子供が手足口病にかかった場合は速やかに病院へ受診して、保育園や幼稚園に相談して確認をとることが大事です。
その後の経過はママやパパが症状を見ながら判断してください。
本人が完治した後は、感染を拡大させないことが大切ですからね。
以上、手足口病についてでした!
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