赤ちゃんが突然嘔吐する場合があります。
はじめてお母さんになられた方、いや・・そうでなくても誰でもビックリしますよね・・。
やっぱり原因が気になるし、早く助けてあげたいです。
特に原因が分からないと対処のしようもないですからね。
今回は赤ちゃんが嘔吐したときの原因や対処方法などを解説していきますね。
赤ちゃんが嘔吐した!さあどうする・・
突然なんの前触れもなく赤ちゃんが嘔吐する場合ってよくあります。
実は赤ちゃんの胃は真っすぐになっていて、入口が締まっていません。
(まだ成長段階だということです)
なのでちょっとの刺激で吐いてしまうことがあります。
特に生まれて間もない、生後2〜3ヶ月ぐらいの赤ちゃんは体を動かしたりゲップができなかった際に嘔吐するときがあるのです。あと、おっぱいを沢山飲んだときにも嘔吐したり。
でもね、これは生理的現象なのでご心配なく。
具体的には”溢乳(いつにゅう)”と呼ばれるもので、病気ではありません。
赤ちゃんは胃の筋肉がまだ弱いので、ミルクを大量に飲み過ぎたりすると逆流してしまいます。
吐いた後に機嫌が良く、特に体重などに異常がなかったら大丈夫ですよ^^
体重の変化の目安としては、1日30g程度増えていれば問題ないです。
このように授乳後に、よくあやしたり抱っこして動かすと思いますが、溢乳によって嘔吐する場合があります。
もし嘔吐して赤ちゃんが元気なら大丈夫だということですね。
赤ちゃんのその後の様子をチェックしましょう
もしも嘔吐した場合、原因を調べるために下記項目をチェックしてみましょう。
様子見で大丈夫なケース
- 吐いた後なのに元気
- 熱や下痢がなく、特に普通
- 食欲があり、体調も万全
- 機嫌がいい
上記の場合は様子見程度で大丈夫です。
しばらくして体調が悪そうだったら速やかに小児科へ。
小児科へ受診したほうがいいケース
- 熱や下痢がある場合
- 繰り返し嘔吐する場合
- 噴水のように大量に嘔吐する場合(体調が悪そうなら受診)
- 嘔吐したり、便に血が混じっている
- 頭や体を強く打った後に嘔吐した
- 嘔吐しているのに食欲が無く体調不良
上記の場合体調を見ながら小児科へ受診しましょう。
特に赤文字で太く書いた3項目は直ちに受診しましょう。
大量に吐いても体調に問題なければ様子見ですが、体調次第では小児科へ。
判断材料はやはりその後の体調ですね。
いつもと違う感じがあれば迷わず受診してくださいね。
その他の嘔吐の原因など
嘔吐には溢乳だけではなく、病気のケースも十分あります。
急性胃腸炎
ロタウイルス・アデノウイルス・ノロウイルスが有名なのですが、嘔吐の原因はウイルス性によるものが多いです。
症状としては、気持ちが悪くなったりお腹が痛くなったりします。
その際は病院でお薬を処方してもらい、経過・様子を見ながら安静に過ごしてください。
髄膜炎・脳炎
脳の表面を覆う髄膜と脳の間にウイルスが入って炎症を引き起こす病気です。ちょっと怖いですね・・。
症状は嘔吐以外に頭痛や発熱があります。
意識がもうろうとしたり、けいれんすることもありますので、この場合は一刻も早く病院へ受診しましょう。
嘔吐の対処法
もし吐きそうに苦しくしている場合は気道に詰まらせたらいけませんので、下を向かせて、通りを良くします。その際背中をさすって上げるといいでしょうね。
また、対処としてはやはり適度な水分補給ですね。これは我々大人と一緒です。
適度にこまめな水分補給、もっと言うとぬるま湯がいいでしょうね^^
またですね、もしも吐いてしまったら周囲が汚れます。
その際はすべて奇麗にしましょう。(当たり前ですが^^;)
ウイルス性による嘔吐だったら大人にも感染してしまうので速やかに・・。
>>>赤ちゃんの鼻水・くしゃみ・咳が治らない!どうしよう・・
まとめ
嘔吐には恐ろしい病気もあれば、溢乳という生理的現象もあります。
大事なのはしっかりと経過を観察してあげることです。
もちろん受診するかしないかの判断は我々ですので、体調に変化があれば注意してみてあげましょう。
一番は嘔吐の原因をしっかりと把握することが大事ですね。
では!
Sponsored Link